建売住宅と異なり、注文住宅は引渡しまでに長い期間を要します。構造や広さ、依頼するハウスメーカーによって異なりますが、おおよそ9か月から1年ほどはかかりますので、引っ越さなければならない時期が決まっている場合には早めに動き始めなければなりません。土地探しだけでも難航するケースがあり、人気のある地域では理想的な土地がなかなか見つからないという問題もあります。全ての工程がスムーズに進むとは限りませんので、余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。
注文住宅にかけられる予算を決めて家のイメージづくりをし、ハウスメーカーを選んで見積りを出してもらうという段階では3か月を要します。見積りを出してもらう時には間取りプランも提案してもらい、提案力があることを確認するのも必須です。打ち合わせを行って内容に納得できたら工事請負契約を締結し、その後に更に建築プランの詳細な打ち合わせを行います。その段階でも3か月くらいはかかりますので、この時点で半年が経過している計算です。
着工してから竣工して引渡しが行われ、実際に入居できるようになるまでが更に4か月、長ければ半年です。このように注文住宅づくりでは長い期間を要しますので、ギリギリになってから動き始めると引っ越ししたい時期に間に合わないケースも出てきます。あらかじめ引渡しを希望する時期が決まっている場合には、先に要望としてハウスメーカーに伝えておいた方が良いでしょう。
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